釈迦如来涅槃像 (県指定 有形文化財) 阿弥陀寺所有:稲敷市上根本3063

稲敷市上根本にある、阿弥陀寺には、珍しい寝釈迦像があります。 釈迦の涅槃(ねはん)を表した姿は、まるでおだやかに夢を見ているようです。
江戸時代初期の作と伝えられているこの像は、寄木造で金箔が施されており、 像長が約2メートルあります。
螺髪(らはつ)正面の髻部(けいぶ)に紅玉が嵌入(がんにゅう)され、眉間 の白毫(びゃくこう)には、白玉が嵌入されています。
この種の仏像は県下でも少なく、そのうち最も優れたものと言われています。