11月なかばを過ぎると霞ヶ浦に大きな鳥の群れが
やってきます。北国からの渡り鳥、ヒシクイです。
ヒシクイはガンの仲間
 ヒシクイは日本で冬を過ごすためにシベリアからやって来る、ガンの一種です。
 日本で観察された記録のあるガンの仲間は9種類います。
現在まとまった数で渡来しているのは、マガン・ヒシクイ
(亜種ヒシクイ・亜種オオヒシクイ)・コクガンの3種です。
ヒシクイはオオヒシクイとヒシクイ?
 日本に渡来するガンの仲間のヒシクイには2つの系統
(タイプ)があります。その2つのタイプは種よりも下の
分類単位で「亜種」と呼んでいます。
 つまり、日本に飛来するヒシクイ(種)は、亜種のヒシ
クイと亜種のオオヒシクイです。霞ヶ浦で見られるのはオ
オヒシクイのほうです。
<ヒシクイとオオヒシクイの違い>
霞ヶ浦にやって来るのはオオヒシクイ
越冬地を比べてみると、太平洋にヒシクイ、日本海側には
オオヒシクイが多く見られる傾向があります。
オオヒシクイの方が多く分布していることがわかっています。
エサの種類はオオヒシクイは、マコモやヒシなどの水生植物、
ヒシクイはイネのもみや、水田に生えるイネ科の植物を好む
とされています。
ヒシクイに比べオオヒシクイは首が長く、
くちばしも細く長い
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